松田 文平Bunpei Matsuda
石彫刻家
作 品
白毫
仏の眉間にあるとされる白い巻き毛、白毫(びゃくごう)。それは悟りや慈悲、そして光そのものの象徴とされる。作品が設置された屋上テラスに広がる静謐な空間は、作者によって「白毫」と名付けられた。 使用されているのは白御影石。太陽の光を受けて、面ごとに異なる表情を見せながら、淡く輝く。何かを語りかけてくるようでいて、すべてを静かに包み込むようでもある。この場に立つ者が、ただ静かに風と光に身をゆだねる。そんな時間そのものが、この空間の本質なのかもしれない。
- 作品鑑賞エリア
- 新館屋上テラス